2007年10月21日

映画『パンズ・ラビリンス』

1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。 (シネマトゥデイ)


この映画、パンズ・ラビリンスは、いろいろ高く評価を得ているようだし、ファンタジーとスペイン内戦の史実が交錯した内容に、どんな映画なのかと興味をかきたてられた。

そんなわけで、サロンシネマ1へ行った。サロンシネマ1は久しぶり。約二年ぶりに中へ入ったが、相変わらず独特の臭いがした。ちょっとカビくさいけど、なぜか懐かしい。

で、映画はスペイン内戦という史実的な場面とファンタジーであるパンズ・ラビリンスのを折り混ぜているためか、ファンタジーのみの物語よりもこの映画のファンタジーの部分は、妙に現実感があって不思議な感じがする。まるで本当に起きた出来事のように見えるのだ。

ファンタジー的な映画ではあるけれど、スペイン内戦を背景にしているので、容赦ない乱暴な場面が多々ある。思わず目を背けてしまう。大尉が自分で口を縫うシーンも本当に痛そうだった。PG-12も納得。

ファンタジーと悲しい現実が交錯しながら物語は進む。観客は、オフェリアに救いを!と思いながらスクリーンを前にする。絶望の中に人々がいる時、救いの手が伸びてくる訳でもない時の最後の希望を教えてくれた気がした。オフェリアは幸せになったのだろうか?そんな思いが劇場を出てしばらく続いた。合掌。


パンズ・ラビリンス オリジナル・サウンドトラック
サントラ
B000UJJBQK


By NOV at 2007年10月21日 20:45
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