2006年04月07日

映画『白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々』

『白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々』をサロンシネマにて鑑賞。

この映画、第二次世界大戦真っ只中のドイツで実際に起きたできごとを主題にしている。”白バラ”という組織に属するゾフィー・ショル。彼女は大学で反戦ビラをばら撒き警察に捕まる。そして、逮捕後異例の五日間という早さで裁判が行われ処刑されてしまう。

この映画を観て、全然人間のできていない私は、もう少し賢明さが欲しいと思った。その活動の背景の描き方が浅いからそう思えたのかもしれない。また、死刑から逃れようと思えば逃れられたものをゾフィーは死刑へと自分自身で運命を決めてしまう。覚悟はできているつもりだったゾフィーの決してそうではなかった姿がとても見ていて堪えられなかった。

それにしても裁判官はすごかった。高圧的で断定的な血も涙も無い様子が怖かった。ゾフィーらの弁護人は形式的にしか存在しているに過ぎないもので、まさに死刑は既定の形式的見せしめ的な裁判だった。

ゾフィーの勇気や道徳観に感服しつつも、もう少ししたたかで賢明な生き方をして欲しかったなとも思うのだ。でも、そうであったらこの映画はこの世に無かったのだ。ゾフィーさんの「太陽は輝き続けるわ」の言葉を胸に今よりも強く生きていこうと思う。

★★★★★★☆☆☆☆(6/10)

By NOV at 2006年04月07日 20:17
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