2005年07月21日

映画『星になった少年 Shining Boy and Little Randy』

映画『星になった少年 Shining Boy and Little Randy』の話の前に個人的な話から。私はタイが好きです。私の数少ない海外旅行歴の中でダントツの訪問回数を誇る。手頃な予算で旅ができて、リラックスできるところがお気に入りの理由かな。

ちょっと、今回は特別に、タイ旅行の写真を公開させていただきます。ゾウ絡みの写真がほとんどですが、どうぞご覧ください。(クリックすると写真は拡大します。)

象に乗って1
私は左側から数えて二番目に写っています。
トレッキングの途中、象に乗せてもらいました。

象に乗って2
上の2つの写真は人に撮ってもらった写真です。

首長族の村の風景
首長族村のおみやげ屋。観光地となっています。

川で水浴びする象
首長族の村にいた象たち。気持ち良さそうですね。

それでは、そろそろ『星になった少年 Shining Boy and Little Randy』の話を始めたいと思います。

小川哲夢(柳楽優弥)の家は動物プロダクション。犬、猫、ポニー、牛、ロバ、羊、山羊、ラクダ、チンパンジーなどと家族は共に暮らしていた。ある日、哲夢の母、佐緒里(常盤貴子)が購入したゾウのミッキーと出会う。その後、仔ゾウのランディもやってきたが、ランディは人のいうことを聞くように訓練されていなかった。哲夢はゾウ使いになるためタイへ行くことを決意する。

この映画は映画好きならもう誰もが知っているご存知カンヌ賞受賞俳優の柳楽優弥君の主演作品です。日本で3週間、タイで2週間のゾウ使いの訓練を受けたという。哲夢役の彼がゾウ使いの術を体得していくタイでの場面に引き込まれました。ゾウを扱えるようになった頃の彼は本当のゾウ使いにしか見えなかったですね。

タイのゾウ使い学校の生徒との距離に現実感がありました。「こいつ、日本から何でゾウ使いの勉強に? 道楽で来ているんじゃないのか」という眼差しを哲夢に向けます。まったくゾウを扱えず、ゾウに振り回されてばかりいた哲夢にはとても痛そうな眼差し。家でゾウを飼っている人は大金持ちだとタイ人は言う。

ゾウを扱えない苦難を乗り越えた哲夢は、やがて生徒たちとも打ち解けます。タイ語もかなり板についていました。訓練を終える頃、もう哲夢はタイ人にしか見えなかったです。本当に。
余談ですが、基本的にタイ人はテツをテツと発音しません。テスになってしまいます。カズヤはカスヤと発音してしまうのがタイ人です。まあ、そういうわけで哲夢はタイ人の発音を正す場面があります。

ちょっと知っておくといいかもしれないタイ語をいくつか。
チャーン:ゾウのことです
アオ:食べるという意味です。
アローイ:おいしい。うまい。
ヌン、ソン、サーム:1、2、3
マイペンライ:気にしない。ドンマイ。
タイ語の堪能な方、他の言葉もコメントしてくれると嬉しいです。

ウルルンのようなタイ留学も終わり、日本に帰った哲夢はその後夢をひたすら実現しようとします。タイでゾウ使いの術を学んだ哲夢はもう昔の哲夢とは違い、自信に満ちた行動を取るようになっていました。ゾウさんショーの開催も見事に成功を収めましたが、「ゾウの楽園」を夢見たまま哲夢は星になったのです。あの瞬間のゾウたちの叫びが今でも耳に残っています。

偶然にも、テレビで坂本哲夢さんの葬儀シーンを見ましたが、大切な人を失ってゾウさんたちは本当に悲しんでいるように見えました。そして、映画での葬儀シーンのゾウさんたちも悲しんでいました。映画の世界でゾウが悲しみを表現するとは思いも寄らなかったことです。

実話では坂本哲夢さんは12歳でタイへ行ったのですが、映画ではその点は大きく違うところです。柳楽君の年齢に合わせてその辺は調整されたのだろうと思います。そして、賢いゾウさんたちと代役なしでゾウ使いを演じトカゲを食べ(たのかな?)タイ語を駆使した柳楽君に私は拍手を送りたいと思います。
(2005年7月16日広島宝塚で鑑賞)

お気に入り度:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)

『星になった少年 Shining Boy and Little Randy』公式サイト
『星になった少年 Shining Boy and Little Randy』の上映映画館
星になった少年@映画生活
blogランキングへ

監督:河毛俊作
原作:坂本小百合(ちび象ランディと星になった少年
脚本:大森寿美男
音楽:坂本龍一
出演:柳楽優弥、常盤貴子、高橋克実、蒼井優、倍賞美津子
製作年度:2005年
製作国:日本
上映時間:113分
キャスト&スタッフについてもっと詳しく


By NOV at 2005年07月21日 01:19
トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://eversmile.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/79

トラックバック

» 星になった少年 from 欧風
普段結構映画をここで紹介してるので、今日は、「7月4日に生まれて」でも紹介したかったところですが、観てないので、他の映画を。 先日、「星になった少年」の試... [続きを読む]

Tracked on 2005年07月26日 18:05

» 星になった少年 from 毎週水曜日にMOVIE!
再びポイントが6つたまったので(!)無料鑑賞に娘と出かけました。 「星になった少年〓Shining Boy and Little Randy」です。 ... [続きを読む]

Tracked on 2005年07月26日 21:32

» 星になった少年 from 僕の中の世界
 『星になった少年』を観た。  ものすごく象さんや動物たちの姿が印象的な映画だった。坂本隆一さんの音楽も風景のきれいさにマッチしていて、物語はとてもきれい... [続きを読む]

Tracked on 2005年07月29日 00:13

» 映画『星になった少年』貴方は何点? from 本と映画と音楽と・・・お酒が好き
この映画、10点満点なら貴方は何点ですか(^^)?      ※この映画、観て良かった? ←金返せ! / ブラボー!→                   ... [続きを読む]

Tracked on 2005年08月07日 13:18

» 「星になった少年」がタイに! from ちゃ〜お営業部ログ
「星になった少年」タイ凱旋上映!王室招聘の試写会も タイ王室を招待したロイヤル試写会で再び、柳楽クン、タイに!  SMAP草なぎクンに続いて、柳楽クンに... [続きを読む]

Tracked on 2005年08月17日 19:22
コメント

NOVさん、こんばんは☆

「星になった少年」の紹介を先日テレビで
やっているのを見ました。
見ているうちに涙がポロポロと出ました。
動物もかわいがっていた人がいなくなるというのをやはり理解しているんだと思いました。私の母が亡くなった時に、我が家で飼っていた犬は、本当に元気がなくなって、私達がいくら愛情を注いでも、しょぼくれてばかりいました。そして母の後を追うように亡くなりました。話がそれましたが・・・・この映画、映画館ではとても見れそうにありません。かなり泣き虫の私ですが、特に動物が出てくる映画に弱いです。映画館で見たら、きっと目が腫れるほど泣いてしまうそうです。(映画のダイジェスト見ただけでも泣いてしまったので)。でもこの映画は、ぜひともいつか見てみたいと思った映画です。柳楽優弥さんが演じる哲夢さんがどうやってゾウと触れ合って、ゾウ使いの術を得ていくのかぜひとも見てみたいです。
ところで、NOVさんはゾウに乗られた事があるんですよね~。私はまだ未体験ですが、いかがでしたか??これは、偶然に乗せてもらったのでしょうか??タイのこういった場所でゾウに乗るのは、気持ち良さそうですね~。タイには行った事がないのですが、タイというと海や寺院、屋台などをイメージしてしまう私ですが、こうった場所(秘境に見えます。笑)もあるんですね~。NOVさんは、いろいろな場所に行かれていていいですね~。今度タイにも行ってみたいな~。
台風が近づいているようですが、そちらは影響は出そうですか??関東は明日上陸になりそうです(涙)。では、長々と失礼しました。

Posted by Coo at 2005年07月26日 01:08

こんにちは。TBさせていただきました。
タイにいかれたことがあるときっと受ける感覚も違うんでしょうね。匂いをおもいだすとか・・
またこさせていただきますね。

Posted by foo at 2005年07月26日 21:34

***Cooさんへ***

こんにちは。Cooさん。悲しい犬とお母様のエピソード、Cooさんの胸中お察しします。

私はあまりちょっとやそっとしたことでなかなか泣けない性質なのですが、幼いころはオオカミ王ロボという題名の本を読んで泣いたりしましたね。わくわく動物ランドを見て悲しい思いになったこともあります。「どうしてテレビ局の人はライオンに襲われているシマウマさんを助けてあげないの?」なんて思ったりもしました。

この映画で私が気に入っているパートは多分他の人とは違ってタイ編のところが気に入っています。タイの象使いの訓練は母象と仔象を引き離すことからはじまります。これが結構悲しい場面でした。母象と引き離されたその仔象が哲夢君の訓練する象となるわけですが、これがなかなか訓練できなかったりするのです。母を失った仔象をなかなか扱えない哲夢君がそこにいました。いろいろあってやがて哲夢君は象を扱えるようになったし、象にも多分心境の変化があったようです。

タイのチェンマイはちょっとしたトレッキングをすることがまるでケアンズに行ったらダイビングをするのと同じくらいポピュラーです。
象に乗るのは大体のトレッキングツアーに含まれていたりします。
タイと言えば寺院やビーチ、庶民的な屋台の集合をイメージする人が多いようですが、チェンマイ周辺でのトレッキングはとても有名です。なんだか写真を見ると秘境のようでね。夜は現地のカレン族の村に泊ったりしましたが、高床式の家に泊りました。朝はにわとりの声で目覚め、いろいろな家畜もそこにはいましたね。ぜひ、タイに行ってみてください。パクチーもきっと平気になりますよ。

台風は関東をやや逸れたみたいで野菜も大丈夫のようですね。コメントありがとうございました。


***fooさんへ***

タイに何度か行ったことがある私としてはちょっと普通の映画として観ることが難しかったかもしれません。ちょっとタイに思いを馳せる映画になってしまいました。あのときの匂いなんかももちろん思い出しましたね。僕は象に振り落とされないかどきどきしながら象に乗りました。坂本少年はもっともっと大変な思いをして夢に向けて必死だったでしょうね。またどうぞきてください。コメントどうもありがとうです。

Posted by NOV at 2005年07月27日 15:19

タイでのお写真、ステキですね~ありがとうございます!
私は一度も出かけたことが無いのですが
すごく興味がひかれました(笑)

Posted by chishi at 2005年08月07日 13:19

***chishi様へ***

どうも思い出の写真にリアクションしてくれて嬉しいです。もう、今よりもだいぶ若い時の写真となってしまいました。タイは楽しいですよ。最近はもう行くこともなくなりなつかしい気がします。
映画そのものよりタイに注視し観ていました。映画としての完成度はともかく柳楽くんのゾウの訓練には驚きました。

Posted by NOV(管理人) at 2005年08月09日 01:04

私もあのタイでのシーンがとても強く印象に残っています。もっとたくさん味わいたかったほど(笑)
が、あとから聞いた話しによると、あの動物ランドのシーンも撮影はタイだったんですって。タイ恐るべしです(笑)

Posted by chishi at 2005年08月15日 14:18

***chishi様へ***

そうそう、あの場面もタイ撮影なんですよね。
はじめ聞いたときはちょっと驚きました。
そのほうが経済的にも安かったのかなあとちょっと思ったりもします。ゾウも簡単に用意できるだろうし。

Posted by NOV at 2005年08月21日 02:42
コメントしてください




保存しますか?