2005年05月01日

映画『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』

『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』公式サイト
『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』を上映している映画館は

『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』 かくれんぼを最後にしたのはいつだろう。小学校に行っていたころにかくれんぼをした記憶はあるのに、最後のかくれんぼの記憶ってないなあ。そんな昔の記憶を思い起こさせる題名の作品『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』(以下『ハイド・アンド・シーク』)を観ました。

『アイ・アム・サム』で一躍有名となった名子役のダコタ・ファニングと名俳優ロバート・デ・ニーロが出演。また、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』のマーティーの恋人役として出演していたエリザベス・シューも登場します。

デビッドとエミリー親子の妻であり母であるアリソンが浴室で自ら命を絶ってしまった。その事件がきっかけでまだ9歳のエミリーは心に深い傷を負う。心理学者であるエミリーの父デビッドは娘の心の静養のためにニューヨークの静かな郊外へ移り住む。快適な環境と思われたが、エミリーの心はどんどん閉ざされていく。そして、チャーリーと呼ばれる目に見えない友達とエミリーは遊ぶようになる。

それほど観るつもりはなかったこの作品『ハイド・アンド・シーク』。『海を飛ぶ夢』を観る前に2時間ほど開いていてちょうど時間的に都合がよかったので観ることとなったのです。

昨年『マイ・ボディガード』にも出演していたダコタ・ファニングが出演しています。この作品にも出演し、次回は『宇宙戦争』にも出演しているわけですごく忙しいだろうなあ、この子って思います。そして、演技も見事です。完璧すぎて少し面白くない気もします。もう少し、演技に子どもっぽさがあってもいいのにと思うほどです。ロバート・デ・ニーロがお父さん役ですが、ちょっと年齢的に高齢なパパですね。年も体形も変わりましたね。ゴッド・ファーザーⅡのデ・ニーロとは違いすぎです。

心に傷を持った子どもが架空の人物に自分の気持ちを語らせるということは心理学的によくあるということですが、この映画『ハイド・アンド・シーク』では、心的外傷を持つエミリーがチャーリーという架空の人物にエミリーの心を語らせていることになります。実際、エミリーの気持ちをチャーリーが代弁しているのか思わせるシーンが何度も見られます。

このチャーリーエミリーの想像上の産物と思っていたら、チャーリーは事件を引き起こします。ネコのセバスチャンが殺されてしまうのです。空想のチャーリーが本当にいるのだと思わせられ、ぞっとします。それから、悲劇がまた起きていくのです。本格的な恐怖ものの映画が好きな人には物足りないかもしれませんが、ちょっとした怖そうな映画を観たい人にほどよい映画だと思います。

これから先、ネタバレを含みます。ご注意を。

私の考えですが、実は母殺しの犯人をエミリーはある程度感づいていたと思います。そう考えるとエミリーの行動がいろいろつじつまがあっています。引越しした家でのゲストに冷たいエミリー。人のお人形をバラバラにするエミリー。それはゲストを危険から遠ざけるためのものだったと思うのです。父デビッドがチャーリーであり、母アリソンを殺していたわけですから。

物事を深く考えない私は騙されました。犯人がパパだったとは。私は本気でとなりのオヤジか夜中にカギを持ってきたヤツが怪しいと思っていました。そして、パパは施設職員のキャサリン(ファムケ・ヤンセン)に殺されるわけですが、救出後のエミリーが描いていた絵が不気味ですね。エミリーも二重人格な人物として成長していく予感を感じさせます。(2005年4月23日TOHOシネマズ緑井で鑑賞)

原題:Hide and Seek
監督:ジョン・ポルソン
脚本:アリ・シュロスバーグ
音楽ジョン・オットマン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング、ファムケ・ヤンセン、エリザベス・シュー、エイミー・アーヴィング
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:102分

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By NOV at 2005年05月01日 15:19
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