2004年12月26日

映画『ベルヴィル・ランデブー』

『ベルヴィル・ランデブー』公式サイト
『ベルヴィル・ランデブー』を上映している映画館は?

ストーリー
一人ぼっちで内気な孫のシャンピニオンが幼いころ、おばあちゃんは三輪車を買ってあげる。やがて、おばあちゃんはシャンピニオンをツール・ド・フランスの選手にまで育てあげる。ところが、シャンピニオンがツール・ド・フランスのレースに参加中力尽きてしまう。そこへフレンチマフィアが現れるのだが……。

レビュー
こんなシュールなアニメーション映画はこれまで見たこと無い。まずキャラクターが超現実的で、キモチ悪さが漂いつつもついつい見入ってしまう妙味がある。おばあちゃん、孫のシャンピオン、三つ子のシンガー老婆、犬のブルーノそれにフレンチマフィアなどみんなみんないい意味で変なキャラクターばかり。船も緊張感漂うあり得ないカタチをしている。

おばあちゃんの行動力がとってもこれまたシュールでタフだ。三つ子の老婆たちもいい味出していた。音楽もリズミカルでこの映画によく溶け込み馴染んでいる。

この映画の大きな特徴はセリフがほとんどない。あってもそれはニュースのセリフだったり、ツール・ド・フランスの実況だったりする。人と人の会話はほとんどない。そのことがこの作品の奥行き深さに貢献している。

セリフが無くても意外と意味は伝わるのだなあと感心してしまう。事件が発生するまでは結構だらだらとした展開だが、おばあちゃんの孫救出劇が始まる頃から話にしまりが出てくる。

一部に手塚治虫の画風のキャラクターがあったと思うのだが、そう思っている人は私だけではないと思う。そのキャラクターデザインが意図的なものなのかどうか気になるところだ。

ところでこの映画の邦題は『ベルヴィル・ランデブー』だが原題は" Les Triplettes de Belleville "となっており。原題からだとこの映画の主役はもしかしてあの三つ子の老婆たちなのかもしれない。

シュールという言葉ばかり持ち出してくどかったが本当にそうとしか言いようがない。このシュールなフレンチアニメーションが少しでも気になったら、今のうちにぜひ劇場で『ベルヴィル・ランデブー』を体験してもらいたい。実に味わい深い奥行きのある作品だった。そして、エンドロールは最後まで見ていよう……最後のオチがあるので。(2004年12月26日サロンシネマにて鑑賞)

こちらにも『ベルヴィル・ランデブー』のレビュー・批評・感想があります。
風花
secret*cafe
ライオンは起きているか
シネマの缶詰
生きてるだけで儲けもの☆
ベルヴィル・ランデブー@映画生活

原題:Les Triplettes de Belleville
監督:シルヴァン・ショメ
脚本:シルヴァン・ショメ
音楽:ブノワ・シャレスト
声の出演:ジャン=クロード・ドンダ、ミシェル・ロバン、モニカ・ヴィエガ
製作:2002年、フランス/ベルギー/カナダ


『ベルヴィル・ランデブー』のサウンドトラック(サントラ)
劇場ではかなりサントラは売れていました。日本発売のサントラはCCCD(コピーコントロールCDしかないのが痛いですね。輸入版のほうがいいかもしれません。)

ベルヴィル・ランデブー オリジナル・サウンドトラック(CCCD)
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Triplets of Belleville(輸入版)試聴可!
Triplets of Belleville


『ベルヴィル・ランデブー』のDVD

ベルヴィル・ランデブー / エディシオン・コレクトール (初回限定生産)
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By NOV at 23:58 | Comments [0] | Trackbacks [2]