2012年09月02日

映画『コロンビアーナ』

映画『コロンビアーナ』は、復讐ものです。

幼い頃、コロンビアで両親を殺された少女カトレアが、執念深く十数年後に復讐をする話です。

簡単に言えばストーリーはそれだけ。


主演の女優さんですが、アバターでの主演だった逞しい体つきのゾーイ・サルダナが、熱演しております。

犯人のおびき寄せ方がえらい手間を掛けとります。

大して頭使わずに、俳優のアクションに集中して見られます。

アクションはなかなかの見ものでしたよ。

こういう映画では細かいこと言いません。バリバリドンパチやっていて結構楽しめました。

バルト11にて鑑賞

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2007年10月25日

映画『シッコ』

ようやく先週土曜から広島でも上映が始まった。日曜の朝一番で見ようとシネツイン1に出かける。シネツイン1のあるビルの地下へ降りると、なんと、扉が閉まったままだ。扉の横の劇場に直接つながるドアは開いていたので、そちらから劇場に入って、チケット売り場へ回る。

ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏 911」のマイケル・ムーア監督の今回の作品「シッコ」は、アメリカの医療制度、とりわけ保険会社にスポットを当て、アメリカの医療保険制度の暗部を晒す。作品中のマイケル・ムーアのスタンスは、 よその国では当たり前のことが、「何故?アメリカが、出来ないのか?」である。

有効な治療法であると医師が考え、それを患者に提案しても、実験的であるとして却下してしまう保険会社。
救急車で病院に運ばれたが、事前に救急車の使用許可を得なかったという理由で保険会社から保険金が下りなかった女性。
保険の加入を拒むための数多くの疾病リスト。
法の網をくぐるようにして、隣国カナダでがん治療を受けるアメリカ人女性。

実態が全て映画の通りかどうか分からないが、とにかく難癖をつけ、保険金は基本的に出さないようなシステムにしかなっていないみたいに思われた。アメリカでは、治療方針を患者でもなく医師でもなく保険会社が決めるなんて聞いた事が以前あったが、まさしくそうだなあと感じた。

アメリカの医療保険制度では、かなりの割合のアメリカ国民が民間の保険会社に加入。民間会社であるが故、利益の追求、保険会社は保険金の不払いにどうしてもなってしまうのだろう。でも、なぜ保険金支払いのサービスそのものの顧客満足度で争わないのか。そうすれば利益率は下がるが、加入者を多く集められるのでは。そういう精神はアメリカ企業には欠如しているのだろうか。
また、利益をあまり追求しない団体みたいなのが存在して、そういうところが、運営するような保険団体はないのかなあと思ったりもした。

もちろんアメリカにも数多く意見があるので、国民皆保険制度を導入しようとした政治家は最近でもいた。ヒラリー・クリントンがそうだ。ところが、保険会社のロビー活動等により、結局、ねじ伏せられたようだ。多額の献金を、政治家に保険会社は行なっているとのことだった。

アメリカの医療制度を浮き彫りにするため、外国と比較。カナダ、イギリス、フランスなどと比べていた。それらの国は、それなりの税負担が国民にはあると思われるが、医療のことは相互扶助の精神で助け合うことで国民は合意しているのであろう。概ね、最低限の医療は遍くそれぞれの国民が受けることができるようである。それにしても、フランスのバカンス期間の長いことはうらやましい。

あんな医療保険制度で本当にアメリカ人は良いと思っているのかどうか本当に不思議だった。きっと、それを変えていくのはアメリカ国民なのだろうけれど、日本も医療制度はそのうち他人事ではなくなってくるでしょう。監督には日本も取材して欲しかったなあ。

いつ観ても思う事だけど、マイケル・ムーア監督の行動力には脱帽。今回は、911のレスキュー隊員を含んだ医療を受けることが困難な多くの人々とともにマイケル・ムーア監督はアクションを起こす。パフォーマンスかもしれないけど、本当、感動したな。あっ、それからどうやってキューバに入国したのだろうか。

こういう映画は一方的な作りになってしまうことを考慮しても、アメリカの民間保険会社に医療保険を任せるやり方は、患者に多くの困難を生じさせているのは事実だと思うし。国民会保険制度のある国のほうが安心なのは間違いないと思う。こういうことは民間に委ねるべきではないのだ。でも、日本の医療制度にも多くの問題はあると思うが、患者の経済的な負担はアメリカよりずっと少ないと思う。今後、アメリカのようにならないため、また日本の医療制度に関心を持つためにも多くの人に観て欲しいなと感じた。

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2007年05月14日

映画『ブラッド・ダイヤモンド』

我々はアフリカのことをよく知らない。実によく知らない。この度、『ブラッド・ダイヤモンド』を観てやはりそう感じた。以前、『ホテル・ルワンダ』を観たときもそう思ったのである。『ホテルルワンダ』を観たときはルワンダのあの惨状のはげしさに衝撃を受けのうのうと観賞後の記録を書くのにひどく後味の悪さを感じて結局は書かずじまいになってしまった。今回は『ブラッド・ダイヤモンド』のことはなんとか書こうと思う。


『ブラッド・ダイヤモンド』は、1999年、大西洋に面したアフリカ・シエラレオネでの物語だ。


猟師のソロモン・バンディ(ジャイモン・フンスー)は、息子と娘二人、妻と一緒に穏やかに暮らしていた。そんな、穏やかな暮らしは、RUF(シエラレオネの反政府勢力である統一革命戦線 )によって突然奪われてしまう。RUFがソロモンの住む村を襲撃する。
ソロモンは、RUFに捕まり、ダイヤモンドの採掘場で強制的に労働させられる。息子もRUFに捕まり少年兵として訓練を受けさせられライフルを手にする。残った家族は命からがらなんとか逃げ延びる。
ソロモンは、ダイヤモンドの採掘中、大粒のダイヤモンドを発見する。それをなんとか隠そうとしたところ、採掘現場の監督者ポイズンに見つかり殺されそうになる。しかし、政府軍による採掘場の攻撃が始まったため、ソロモンは政府軍に連行されるも、ポイズンの手により命を奪われることは逃れた。

ローデシア(現在のジンバブエ)出身のダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、正規にダイヤモンドを取引できないRUFに対して武器を提供し、代わりにダイヤモンドを受取り、密輸しながら紛争の続くアフリカの大地で生き抜いていた。ダイヤモンドを隣国リベリアへ密輸しようとしていたところ、逮捕される。留置所でダニーは、ソロモンが大粒のダイヤを見つけた話を聞きつける。ダニーはなんとしてもそれを手に入れ別世界へ逃れたい衝動に駆られるのであった。


映画は、前半は内戦下のシエラレオネの様子が描かれている。RUFが武器調達をするためダイヤモンドを取引する場面や少年を破壊兵器に仕立てあげる場面。また、内戦下、耐えながらひたむきに生きる市民を描く。

前半、社会派ドキュメント色に覆われた感があるが、後半、ソロモンにとっては家族を取り戻すための冒険、ダニーにとってはダイヤモンドを賭けた冒険を始める。さらに怖いもの知らずなアメリカ人女性ジャーナリスト、マディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)も冒険を共にすることとなる。(多くのシエラレオネ人が命を落としているにも関わらず)ソロモンの家族はどうなるのか?ダイヤは手に入るのか?奇妙な絆の3人パーティの冒険の行く末は?とハラハラさせられてしまう。そのため、素直に申し上げると、あれほど悲惨な状況が描かれていた映画であるにも関わらずアクションドラマとして面白いと感じた。

しかし、スクリーンの目の前で事実をベースにしたアフリカの状況を目にするたびマリアナ海溝には潜れないくらい絶望的な気分にもなってしまう。これは、『ホテル・ルワンダ』を観たときにも感じた。悲惨な状況を我々が知ったところで何も変わらないかも知れないけど、やはり経済的に恵まれた国々の人が本当は知るべきことなのだと思う。ああ、なんでアフリカの政治体制はめちゃくちゃなところばかりなのか?

ダイヤモンド。美しいのみならず、それは永遠の象徴、決して壊れることのない愛の象徴として多くの女性の憧れの対象の宝石。ダイヤモンドは高価で取引される宝石である。世界で取引される極わずかな量しか不正取引された紛争ダイヤモンドはないと言われているけれど、ダイヤモンドを誰かが買いその消費が積み重なれば多くの人命が失われる……。ダイヤモンドには罪が無いとは思うけれど、ダイヤは買うべきか買わざるべきか?そんなことを真剣に考えてしまった(買えないくせに)。

余談であるが、第79回アカデミー賞主演男優賞にレオナルド・ディカプリオが、この『ブラッド・ダイヤモンド』でノミネートされていた。アカデミー賞になってもおかしくないかもしれないくらい素晴らしいディカプリオの演技の作品と思うけれど、扱っているテーマがダイヤモンドの消費に関わってくるかもしれない(世界のダイヤモンドはアメリカが3分の2買っているのだとか。)ため受賞は難しかったのだろう。

『サハラ』という映画で、「世界はアフリカに無関心だ」というセリフがあり、また『ブラッド・ダイヤモンド』でもダニーは「神はとっくにアフリカを見捨てている」といったようなセリフがある。いずれにも共通するのはきっと、世界の人々がアフリカに無関心というメッセージである。多くの無関心がアフリカの現在の形にしているのかもしれない。経済発展を遂げている国は忙しくて周りに無関心な傾向にあるのかもしれないが、ぜひ多くの人が観るべき映画と私は思う。戦闘場面が苦手な人以外は見る事を切に願う。

ブラッド・ダイヤモンド@映画生活

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2007年05月06日

映画『スパイダーマン3』

スパイダーマン3の制作費は、映画史上最高額を更新し3億ドルにも達したそうだ[1]。それだけ巨額の資金を投じてつくられただけあって、見ごたえのある迫力あるシーンがこれでもかといわんばかりにスクリーンに映し出される。こういう映画はやはり大画面で観ないといけないと実感させられてしまう。

前々作、前作に続き、今回も主役のスパイダーマンおよびピーター・パーカー役はトビー・マグワイア。MJことメアリー・ジェーンは、キルスティン・ダンストです。そしてやはり今回もMJはいろいろと災難に遭うので本当かわいそうですね。

ピーター・パーカーは、スパイダーマンとしての自分自身に誇りを持ち、MJとの交際も順調な日々を送っていた。
ある日、父親を殺したのはスパイダーマンと思っているハリーがニューゴブリンとなりピーターを襲う。また、ピーターのおじを殺害した犯人が脱獄し、ある実験施設でサンドマンとなってしまう。サンドマンは悪事を行い。それをピーターは阻止しようとするのであった。
一方、ピーターとしての私生活は、MJと順調だった交際も、あることをきっかけに雲行きが怪しくなってしまう。

今回スパイダーマンが闘うこととなる相手は、本来はピーターの親友でもあるハリーがニューゴブリン、脱獄囚のサンドマンそしてヴェノムと呼ばれる謎の黒い寄生生命体。
映画の予告編などで見ることができた黒いスパイダーマンはヴェノムが寄生した状態でしょう。スパイダーマンはヴェノムに知らず知らずの内に支配されていく。

善悪単純ではないのだ、いろいろ複雑なんだよと今回の作品はそう観客に言葉を投げかけているようだ。ピーターのおばが、ピーターのおじの命を奪った犯人に対して極刑を望んでいないような発言をする場面があることからも伺える。
これは極刑廃止を多くの人が望んでいない日本人にはおそらくちょっと理解しがたいのだけれど、アメリカでは建前でも人々の思考は極刑はなしの方向にあるということでしょうか。

いつもやや苦戦しているスパイダーマンだが、今回もかなり、しかも前よりもスパイダーマンは苦戦する。苦戦の先には多大な犠牲もある。それでも、残った希望を胸に我々はしっかりと生きていくしかないのだと思わせられる。

スパイダーマン3@映画生活

スパイダーマン3
スパイダーマン3

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映画『バベル』

『バベル』は、アカデミー賞の候補になった菊地凛子さんの出演ばかりが国内では一人歩きしていた感のある映画ですが、そのTVなどを通した話題ぶりのおかげで連休中の観客の入りはなかなかのものでした。

バベルという題名は、聖書のバベルの塔のお話から来ているのでしょう。神はバベルの塔を建設する人々を見て違う言葉を話させるようにしたのだそうです。バベルの塔を建設していた人達は、違う言葉を話すようになり混乱し散っていたのだとか。

この映画は、4つのストーリーで構成されている。モロッコでライフルを手に入れた家族に訪れる悲劇。モロッコへ観光に来ていたアメリカ人夫婦に起こる惨劇。モロッコへ旅行中の夫婦が母国に残した子供たちと彼らを世話するメキシコ人メイドにも辛いできごとが起こる。そして、日本では母を亡くした聴覚障害の女子高校生が心の闇を抱えている。

4つの話の関連性ですが、モロッコの2つは密接に関連しています。メキシコ人のメイドの話も、アメリカ人夫妻の子供が絡んでいるので、まあ関連はあると言えるでしょう。でもでも、なんか日本の話だけはとって付けたような話で、別に関連性なんてほとんど無いんですよ。こじつけ程度の繋がりしかないと思いました。それゆえ、日本編だけ無理やりくっつけたような印象を抱いてしまうのです。

それぞれの国でそれぞれのいい画は撮れていたと思います。砂漠に生きる民だけが持つ逞しさ、メキシコ人のハレの舞台など特に印象に残っていますね。バベルの塔にちなんで、伝えたいことがうまく伝えられない人達を描いているのですが、皮肉にもこの映画が伝えたいことは、なかなか多くの人には伝わらないのかもしれないと思います。

実は、何を伝えたいのだろう……と思う映画は結構あります。ミニシアター系は特に。誤解を恐れず言えば、私は何を伝えたいのかわかりにくい映画も嫌いではありません。いろいろと思いをめぐらすのは楽しいからです。

では伝えたいことは一体なんでしょう?結局はコミュニケーション不足が招く悲劇でしょうか。ただ、それはライフルを買ったモロッコ人家族には当てはまらない気がしますね。大人の都合で犠牲になる子供を描きたかったのかもしれません。これならなんとか日本のストーリーもそうかもしれないと思えます。ところで、私はモロッコ人の旅行ガイドさんが、ブラッドピットが演じるアメリカ人からお金を渡した時、それを拒んだ高潔さが印象に残っています。

かなりこの『バベル』は話題になったせいか、シネコンで上映されていることは驚きだなと観た後に感じました。日本編の菊地凛子演じる役が、そのキャラクターにちょっといろいろな背景があることは考慮されるべきとしても、ちょっとヘン過ぎるのです。そのため、彼女の役の演出が必然とは感じづらいですね。菊地凛子さんは頑張って役に取り組んだとは思うのですが、これでアカデミー賞はちょっと無理でしょうね。

バベル@映画生活

バベル
バベル

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2006年12月01日

映画『ソウ3 saw3』

12月1日は映画の日、ということもあり六本木のTOHOシネマズまで『ソウ3』を観てしまいました。映画好きなら知っている人も多いかな。『ソウ』の続編の続編です。私が『ソウ』を観てから約2年。もう3作目が公開されています。

この作品はかなり描写が肉体的に痛々しくて、この私、実に耐えられないと感じてしまいました。作品の回を重ねるごとに激しくなっています。

『ソウ』は、実にとても面白くエキサイトな作品でした。『ソウ2』は、派手にはなったけどパワーダウンしたかなと思いました。そして、この3作目は、ただバイオレンス的な描写が生々しくなりそれに小難しい道義的な言葉を取って付けたような作品となった感が否めないかな。そりゃあ、あの救いのない暴力的な装置にも実は深く考えるとわけがあるのですが、直感的に「もうだめだわこれ~」と感じてしまい、心の一部は拒否反応を示してしまいます。謎解き度の高かった一番初めの作品が映画として面白かったなあ。

『ソウ』シリーズお得意のギミック。制限時間以内にゲームをクリアしないと死んでしまうというアレ。今回は、クリアしても生き残れないようになっているモノがあります。どうもその辺にもいろいろわけがあるんですね。

前作を二つとも観ていないと内容がよくわからないと思いますので、劇場で観る場合、事前に2作品を観ておく必要があります。

風の噂では、5作目までいくとか。最後にあの人はああなったのに、どうやって作るのか興味深い。あー、もういいやと思いつつ次も観ちゃうんだろうなあ。

「ソウ」シリーズ 全てはこれから↓
SAW ソウ DTSエディション
ジェームズ・ワン ケアリー・エルウェズ ダニー・グローヴァー
B00067HCXU

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2006年09月29日

映画『X-MEN ファイナルディシジョン』

わりと近くで上映している映画の中から「X-MEN ファイナルディシジョン」を選んだ。Yahoo!映画から適当に情報を漁ってこれならそこそこ見応えがあるだろうと思ったから。

この映画は過去2作品ありその続きみたいだが、観ていなくてもなかなか理解できた。大迫力のアクションシーンに何が何だかわからない特殊な人たちなど映像的にも魅せてくれた。なかなか楽しめる作品だった。

<ミュータント>と呼ばれる特殊な能力を持った人間がいる少し未来の世界での物語。ミュータント社会と人間社会はなんとか共存していた。X-MENは、ミュータントであるプロフェッサーXが組織した特殊なミュータントチーム。どうやら正義の存在っぽい。一方、悪のミュータント組織みたいなものも現れる。

そして、ストーリーの鍵はミュータント治療薬の存在だ。その治療薬の存在が、ドラマを奥深いものにしているなあと感じた。その薬を快く思わない悪玉のほうの気持ちだってよくわかるんですね。だから観ていて少し複雑な気持ちにもなったなあ。それから、エンドロールは最後まで観て。最後の最後にワンシーンあったから。

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2006年07月08日

映画『カーズ』

『モンスターズインク』、『Mr.インクレディブル』など数々のヒットアニメーション映画を放つピクサー。そのピクサー制作の新作がこの『カーズ』。きっとこの夏の話題作となるでしょう。

題名が『カーズ(Cars)』というだけあって、登場人物はいなくて、登場するのはすべて車、車、車、なんですね。

主役は赤いレーシングカーのライトニング・マックィーン。彼は新人?レーサー。ピストンカップのレースで他の車と三車同着となり、その後、一位を決するべく新たにレースを行うこととなるのです。

マックィーンは速いけど独りよがりで思いやりのない性格。そんな彼は新たなサーキットへ向かうのです。その途中、地図からも消され見捨てられた町、ラジエイタースプリングス、に迷い込む。そこで彼はさまざまな個性的な車と出会い、人?(車)として大きくなっていく。

始めは、「車がしゃべってる。おかしいよー」と思って観ていました。本当に最後まで集中して観れるだろうかと不安にも思いましたが、次第になぜか違和感なく自然に観れるようになりました。

お話としては、たぶん他愛もないものです。ですが、日々走り続けているような生活を送っている人ならどこかしらほろっと心にくるような映画かと思います。

おなじみのピクサークオリティの3Dアニメーションは、今回も見事で鮮やかに美麗に仕上がっています。サウンドも車の世界という感じがバリバリ表現されています。

車しか出ていない映画なのに、しっかりと感情を観客に移入させ、観させる作りが本当にすごいなあと思いました。ラストでぐっと来た方も多いのではないでしょうか。あー、どこかドライブに行ってのんびりしたくなりましたね。

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2006年06月25日

映画『M:i:III 』

『M:i:III』を観てきました。タイトルはミッションインポッシブルスリーと読めばいいのかな。みんながご存知のシリーズ物ですね。一作目と二作目はDVDでしか観たことがなかったのですが、今回劇場でたっぷりと迫力あるこの作品を楽しみました。

おそらくシナリオは目の肥えた映画ファンを唸らせるようなものではないのですが、体を張った(らしい)トム・クルーズのアクションシーンを中心とした演技で大いに私を楽しませてくれたと思います。

一作目や二作目と違う点もいろいろとあるので、すでにそれらを見たことがある人にとっては違いを見つけるのも面白いでしょう。また、一作目や二作目は特にシナリオに重要なつながりはないので三作目である『M:i:III』をいきなり観ても大丈夫だと思います。

イーサン・ハント演じるトム・クルーズ。今回はスパイの現場から離れてスパイの教官をしていたけれど、教え子が事件に巻き込まれて救出のため現場復帰するという展開で始まります。また、彼の恋人が登場します。看護師をしているのですが、これは話の後半できっと何か関連があるぞと思ったらやっぱりありましたね。もし、彼女が医療職ではなかったら、イーサンはどうなっていたのでしょうか。

最後にひとこと。『ラビットフット』って何?

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2005年09月04日

映画『奥さまは魔女』

アメリカのテレビドラマ「奥さまは魔女」をモチーフにした映画です。オリジナルのドラマはちょっとしか見たことないのですが、魔女が人間界にやってきて普通の男性と結婚して生活を送るというお話ですね。主役の魔女役にはニコール・キッドマン。シリアスな役からコミカルな役まで結構いろいろ演じます。

この映画は単純に「奥さまは魔女」のリメイクバージョンなのかといったらちょっとひねりがあります。映画の世界の中で、実際に「奥さまは魔女」のテレビドラマをリメイクを制作する話になり、その魔女役オーディションを本当の魔女であるイザベル(ニコール・キッドマン)が受けるというお話になっています。劇中劇のような作りになっていたり、ドラマのメイキングっぽいシーンがあったりするのでテレビドラマ「奥さまは魔女」とは趣の異なる仕上がりではないでしょうか。

この映画にのめり込めるかどうかのとても重要なポイントとして、ニコールの相手役となる俳優ウィル・フェレルが挙げられるかと。残念ながら私はあまり俳優としての魅力を彼には感じられなかったです。ニコールが恋する相手には思えないんです。顔も性格も。映画の世界でも彼は俳優役をやっているのですが、その世界でも評判はサッパリなところが皮肉っぽく感じられました。

うーん、結局のところ、この映画はニコールを観るためだけの映画と言ってしまってもいいですかね? きっと奥さまネタが好きな人なら私よりは満足するのではないでしょうか。ニコールはいい。でも、やっぱりウィル・フェレルがちょっといかんです。

お気に入り度:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)

『奥さまは魔女』公式サイト
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原題:Bewitched
監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン、デリア・エフロン、アダム・マッケイ
音楽:ジョージ・フェントン
出演:ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、マイケル・ケイン、ジェイソン・シュワルツマン
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:103分


奥さまは魔女 サウンドトラック [国内盤]
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2005年08月31日

映画『愛についてのキンゼイ・レポート』

実在したアメリカの性科学者・昆虫学者であるアルフレッド・キンゼイ(Alfred C Kinsey 1884-1957)の生涯を描いた映画です。余談ですが、製作総指揮にフランシス・フォード・コッポラが名を連ねていますね。

この映画で、はじめて私はキンゼイの名を知りました。人間の性行動を面接による調査をして統計的に解析を行なった人です。映画では主にキンゼイの性科学研究時代の様子が描かれています。タマバチの研究をしていたキンゼイがなにゆえ性行動の実態を深く探ろうと思ったのか、また、どのようにして調査を行なったかということがわかりました。

今よりもずっと保守的だったと思われる時代に、性行動の実態はこのようであるということを統計的にまとめあげたキンゼイレポートは相当センセーショナルなものだったようです。根本的には、みんな他人のセックス行動に興味があったということでしょう。嫌悪感を抱く人もそうでない人も。

キンゼイ(リーアム・ニーソン)が研究者として活動する場面だけでなく、キンゼイの妻や家族の様子も描かれている。なんだかとっても性にオープンな家族でちょっと戸惑いを感じた私でした。そんな家族の中、唯一そのことを嫌がっていた息子の気持ちはわかりますね。

多くの人に調査をしたキンゼイは父にも性的な調査を行います。これも驚きましたね。大抵は、父に向かってそんなことなかなか聞けないですよ。第一、聞く必要ないですし。

私自身ちょっとこういうテーマは大事に思いつつもなんだか引いてしまう気分で見ていました。保健体育での授業で性について教えられていた時の気分に近いものはありましたね。演技的にはキンゼイの妻が一番印象的です。いろいろと考えさせられます。

お気に入り度:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)

『愛についてのキンゼイ・レポート』公式サイト
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原題:KINSEY
監督:ビル・コンドン
脚本:ビル・コンドン
音楽:カーター・バーウェル
出演:リーアム・ニーソン、ローラ・リニー、クリス・オドネル、ピーター・サースガー、ティモシー・ハットン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ/ドイツ
上映時間:118分


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2005年07月26日

映画『アイランド』

近未来SFアクション映画『アイランド』です。わかりやすい脚本とド派手なアクションシーン満載のこの映画、手に汗握りながらドキドキして鑑賞してしまいました。単純だなあとは思いつつも結構ハマって観てしまいました。この夏の娯楽大作といってもいいでしょう。

西暦2019年、特殊なコミュニティの中で生きているリンカーン・6・エコー(ユアン・マクレガー)とジョーダン・2・デルタ(スカーレット・ヨハンソン)がこの映画の中心人物です。リンカーンという名前は奴隷解放宣言で有名なアメリカのリンカーン大統領を思わせますね。

そのコミュニティの住人たちは「アイランド」へ行くことを夢見ています。「アイランド」を彼らは楽園と思っています。ところが、リンカーン・6・エコーは偶然コミュニティの外の世界へ足を踏み入れます。そこでリンカーン・6・エコーは自分がクローン人間であることを知ることに。「アイランド」へ行ったはずの者が殺される現場を目撃します。自分もいずれ殺されてしまうことを悟るのです。

ジョーダン・2・デルタが「アイランド」行きの抽選に当ります。そして、「アイランド」は存在しないと知ったリンカーン・6・エコーはジョーダン・2・デルタが「アイランド」に連れて行かれることを防ごうとします。

この映画、前半はクローン人間コミュニティが描かれています。クローン人間はありがちな近未来をイメージした白い上下一揃いの服を与えられ、食事や健康を管理をされています。仕事や娯楽はあるもののそれもコミュニティの管理下にあります。とても人間らしさからはかけ離れた気味悪い環境ですが、クローン人間たちにとって「アイランド」よりはずっと楽園的な場所でしょう。

なんとかコミュニティを脱出したリンカーンたちは、コミュニティの秘密を守ろうとする者たちに追い駆けられます。奇跡的な逃亡劇の連続で、手に汗握る展開でした。クローン人間たちの手首に装着された標識が展開上カギとなっています。

利己的欲求剥き出しの人間を見ているとなんともやりきれない気分になります。本当に人間は自分勝手だと痛感させられます。牛を殺すのもクローン人間を殺すのも近未来ではほぼ同じ扱いなのです。あり得ない話なのに、近い将来、本当にあり得るかもと思わせられました。

自分たちがクローンだと知ってからわずかに自分自身を思いつめるリンカーンとジョーダン。しかし思い悩む時間はあまりないままアクションの連続です。そんな二人の気持ちを代弁するかのようなアルバート・ロレント(ジャイモン・フンスー)が印象的です。はじめはクローンの二人を捉える立場でしたが、ラストシーンでの彼の眼差しがクローンに対する気持ちを物語っています。「きみたちも同じ人間なんだよな」と。

『真珠の耳飾の少女』や『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソン。今までと違い今回はかなりアクティブに動き回る役でした。人工的なクローンな感じがクールに決まっていたと思います。
余談ですが、ラブ・シーンでスカーレット・ヨハンソン自身ははブラを外して演技してもよいと言ったそうですが、PG-13だからダメなんだよと監督に止められたそうですね。(参考:スカーレット・ヨハンソン、ラブシーンは裸で
(2005年7月25日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

お気に入り度:★★★★★★★☆☆☆(7/10)

『アイランド』公式サイト
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監督:マイケル・ベイ
脚本:カスピアン・トレッドウェル=オーウェン、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:136分


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2005年07月18日

映画『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』

映画『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』を観ました。この映画は、弱い弱いアメリカの一国民が当時のアメリカ大統領、リチャード・ニクソンを暗殺しようとした事件に基づくものです。リチャード・ニクソンを暗殺しようとした男役をショーン・ペン、その彼の妻役をナオミ・ワッツが演じています。21グラムにも出演していた二人、今度は別居中の夫婦役で共演しています。

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男、サム・ビックを演じるショーン・ペンの演技が際立っています。彼は人生をやり直そうと彼なりに悩んでいました。サムが、悲哀、苦悩、焦り、閉塞感、絶望、孤独、といったものに支配されていく。そんな役柄をショーン・ペンは見事に演じられています。特に暗殺計画当日、金属探知ゲートでのサムの臆病な様子が印象的。

正直すぎる人ゆえに自暴自棄になっていく人の精神病理の一端が描かれているような映画です。サムにはポニー(ドン・チードル)という友人がいたにも関わらずどんどん自分で自分を追い込みます。自分は悪くない、そして世の中が悪いのは他人のせいとサムは勝手に思い込みを強くしていきます。そして、彼はリチャード・ニクソンを元凶と思うのです。

最後、彼はハイジャックした機内で自分の名前を連呼します。己の存在を誇示するかのように。そして彼が求めたウソの無い世界への行動の代償はあまりにも大きい。ハイジャック事件のテレビ報道があっても、マリーやポニーはニュースに気付きません。その時、40代男性の名前は報道されなかったのですから。なんともいえない寂しくて虚しい感情が後を引く映画でした。
(2005年7月16日サロンシネマで鑑賞)

お気に入り度:★★★★★★★☆☆☆(7/10)

『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』公式サイト
『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』を上映している映画館は?
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監督:ニルス・ミュラー
脚本:ケヴィン・ケネディ、ニルス・ミュラー
音楽:スティーヴン・M・スターン
出演:ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル、ジャック・トンプソン、マイケル・ウィンコット
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:107分

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2005年07月13日

映画『オープン・ウォーター』

『オープン・ウォーター』公式サイト
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この映画がワーナー・マイカルで上映されたことは、ちょっと驚きなできごとと言えるかもしれない。広島だとこの作品は、サロンシネマやシネツイン、あるいは横川シネマあたりで上映されそうなのに……。

スキューバダイビングをしたことがなくてもちょっと想像してほしい、あなたは海の真ん中に取り残される。周りは水平線しか見えない。まさしくオープン・ウォーター。まったく救助がくる気配はなし。

そんな状況に実際陥ってしまう話がこの『オープン・ウォーター』だ。ダイビングを楽しんでいた夫婦が海に取り残されてしまう恐ろしい話だ。実際、こういうことは本当にあるようだ。

前半、海に取り残されてしまう場面までの展開。いかにして夫婦は海に取り残されたかが描かれる。マスクを忘れてダイブできない男の存在が夫婦の悲劇を招く一因とはなったが、やはりいいかげんな人数チェックを行ったクルーの責任は重大である。ボンベチェックくらいきちんとしていれば……。
夫婦がいかにして海上に置き去りにされてしまうかという一連の流れは、一般に過ちがどのようにして起こるかの典型例でもあった。

後半は、取り残されてしまった夫婦の様子が映し出される。海に取り残されたことを、受容できない段階を経て、どうしてこんな目に遭うのかと怒る夫婦の様子は、まるでキューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」までの段階を辿るかのようである。

後半はほとんど海上のシーンで、海中の場面はあまりない。夫婦が海中でクラゲに刺されたり、魚に咬まれたりする。そして、恐ろしいサメも忍び寄ってくる。夜、夫婦が宿泊していたリゾート地では、観光客が大いに夜を楽しんでいる場面が映る。一方、夜になっても救助は無く、絶望の底に二人は追いやられていく。

ジョーズのように危機迫る様子がこの映画では描かれているわけではないので、エキサイトな要素に乏しい。画面もデジタルビデオで撮影した画像で、それほど美しい画像ではない。そして、あまりにも呆気ないラストに怒る人もかなりいるというこの作品。あなたも試してみますか?

アメリカでヒットしたということのほうが映画よりも恐ろしいと言えなくもない。あと、娯楽性を期待してはいけない。じわりじわりと見えない恐怖におびえる感覚は体験できるかもしれない。実際にサメをおびき寄せて撮影したこの作品。俳優たちは、保険にも入らず命がけで撮影に挑んだという。

「サメに襲われそうになった時 乾電池を持っているとサメは逃げ出す」(トリビアの泉)を思い出した。海には乾電池をもって行こう(笑)。(2005年6月25日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

お気に入り度:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)

原題:Open Water
監督:クリス・ケンティス
脚本:クリス・ケンティス
出演:ブランチャード・ライアン、ダニエル・トラヴィス
製作年度:2003年
製作国:アメリカ
上映時間:79分


オープン・ウォーター DVD
オープン・ウォーター

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2005年06月29日

映画『バットマン ビギンズ』

『バットマン ビギンズ』公式サイト
『バットマン ビギンズ』を上映している映画館は?
バットマン ビギンズ@映画生活
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『バットマン ビギンズ』は、実は私にとってのバットマン初体験。ネット上での評判では、仕上がりの良い大人向けの作品ということなので期待して観に行きました。また、特に今までの作品を観ていなくても大丈夫とのことです。

映画『バットマン ビギンズ』は、スパイダーマンやスーパーマンなどのようないわゆるヒーローものカテゴリーの映画ですが、なかなか、いや、とても味わい深い映画です。

日本では渡辺謙の出演映画ということでもプロモーションされている『バットマン ビギンズ』。主演のバットマンを演じるのはクリスチャン・ベイルです。最近の仕事では『マシニスト』でガリガリな姿を見せたり、全米公開版『ハウルの動く城』ではハウル役の声も演じたりしています。

ヒロイン役には最近トム・クルーズと婚約したケイティ・ホームズが検事役として出演。また、『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞したモーガン・フリーマンがエンジニア役として出演。他、リーアム・ニーソン、ゲイリー・オールドマンなど出演しています。

今作、『バットマン ビギンズ』では、主人公ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)がバットマンとなるまでのストーリーが描かれている。

幼いころ、何不自由なく暮らしていたウェイン家の御曹司ブルースは優しい両親を強盗に殺された悲しい過去を背負っている。

複雑な思いを抱えたままブルースはやがて世界を放浪する。そして、犯罪者の心を知るためにブルースは犯罪に手を染めていた。

罪を犯したブルースは正体不明な人物、デュカード(リーアム・ニーソン)と出会う。ブルースはその男に師事し心身を鍛えあげていく。詳しいストーリーはこちらでどうぞ(CineSmart - バットマンビギンズ)。 

ゴッサム・シティに戻ってきたブルースはフォックス(モーガン・フリーマン)との協力でバットマンとなり、ゴッサムにのさばる悪に立ち向かう。

ブルースがバットマンになるまでのエピソード。これがこの物語の核だろう。ブルースの苦悩の歴史を描きだすことによってバットマンの人間的な魅力が十分に出ている。

このエピソードがあるので、単なるお金持ちお坊ちゃんのヒーローごっことならずに済んでいる部分は大きい。

クリスチャン・ベイルが演じる御曹子としてのブルースは一歩間違えば鼻に付く役柄だが、暗くなりがちなこの物語の中において、そのキャラクターは妙な安心感を与える。

バットマンとなったブルースは、圧倒的な強さで敵を打ち破るほどの力を持つわけではなく、一歩間違えるとすぐにやられてしまいかねない。スパイダーマンのように超人的な力を持っているわけではない。しかし、どんなヒーローよりもバットマンの存在は力強く、精神的なたくましさに満ちていた。(6月20日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

原題:Batman Begins
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード、ハンス・ジマー
出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:140分


『バットマン ビギンズ』の関連本、サウンドトラックの紹介

バットマン ビギンンズの関連本
BATMAN BEGINS THE VISUAL GUIDE [バットマン ビギンズ ビジュアルガイド]
スコット・ビーティー 高貴 準三 池谷 律代
BATMAN BEGINS THE VISUAL GUIDE [バットマン ビギンズ ビジュアルガイド]
オフィシャルガイドよりもバットマン ビギンズ ビジュアルガイドは評判がいいようです。

バットマン ビギンズ オフィシャルガイド
クラウディア・カリンジアン 岡本 千晶
バットマン ビギンズ オフィシャルガイド

他にもあります関連書籍
ジ・アート・オブ・バットマンビギンズ―シャドウ・オブ・ザ・ダークナイト
バットマン ビギンズ
Art Of Batman Begins: Shadows of the Dark Knight (BATMAN BEGINS)
バットマンハンドブック


バットマン ビギンズ オリジナル・サウンドトラック
Batman Begins(輸入盤サントラ)
Martin Tillman Hans / Howard, James Newton Zimmer Gavin Greenaway Frank Ricotti
Batman Begins [Original Motion Picture Soundtrack]


バットマン ビギンズ オリジナル・サウンドトラック(国内盤)
サントラ
バットマン ビギンズ オリジナル・サウンドトラック


バットマン ビギンズのおもちゃなどもたくさんあります。


By NOV at 10:56 | Comments [4] | Trackbacks [16]

2005年06月13日

映画『最後の恋のはじめ方』

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Hitch 『最後の恋のはじめ方』は、デート・コンサルタントのアレックス・ヒッチ(ウィル・スミス)を中心に、ニューヨークの大都会で暮らす男女たちのユーモアあふれる楽しい映画なのです。ウィル・スミス初のロマンチックコメディだとか。

誰かの背中をあとちょっと一押ししてあげると恋愛に発展しそうなことってありますよね。ウィル・スミス演じるヒッチは口コミで商売をしているデート・コンサルタント。いろいろな顧客の恋愛を成就させてきたスゴ腕のデート指南者です。彼の口から出てくるメラビアンの法則も信用してしまいそうになるくらい説得力があります。

他人の恋愛のお手伝いばかりして自分自身の恋愛は空白な人っていますよね。この映画の中に出てくるヒッチも実はそんな一人です。でも、ヒッチにも意中の女性が気づいたらいた……いた、みたいなことになっていきます。お話のラインの一つはこのヒッチの恋愛話。お相手は新聞のゴシップ記事の記者、サラ・ミラス(エヴァ・メンデス)です。

ヒッチは新しい顧客、公認会計士アルバート・ブレナマン(ケヴィン・ジェームズ)の相談を引き受けます。アルバートの意中の相手はセレブのアレグラ・コール(アンバー・ヴァレッタ)です。アルバートにとっては高嶺の花の相手でしたが、ヒッチの手腕でいい方向へ。もう一つのお話はアルバートとアレグラの恋模様です。

二つの恋愛劇は時にコミカルに、またドラマティックに展開していきます。ニューヨークで気持ち良さそうに水上バイクをするヒッチとサラ、いい感じです。アレグラとアルバートのダンスが面白い。そんな二つの恋の行方に目が離せません。

デート・コンサルタントってちょっと軽そうな職ですが、ヒッチは不真面目な依頼はきっぱりと断るのです。私はそんなところに意外と感動してしまったような気がします。

デートで観るのに打って付けな映画間違いなしですね。これは。それから、ニューヨークに行ったことないけれど、私、ニューヨークに行きたくなりましたね。(2005年6月4日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

原題:Hitch
監督:アンディ・テナント
脚本:ケヴィン・ビッシュ
出演:ウィル・スミス エヴァ・メンデス、ケヴィン・ジェームズ、アンバー・ヴァレッタ、ジュリー・アン・エメリー
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:118分


映画『最後の恋のはじめ方』のDVD、サウンドトラックの紹介

最後の恋のはじめ方 コレクターズ・エディション DVD
ウィル・スミス アンディ・テナント エヴァ・メンデス
最後の恋のはじめ方 コレクターズ・エディション

HITCH 最後の恋のはじめ方
サントラ
最後の恋のはじめ方
『最後の恋のはじめ方』オリジナルサウンドトラック。こちらは、国内盤です。

Hitch
Original Soundtrack
HITCH
『最後の恋のはじめ方』オリジナルサウンドトラック。こちらは、輸入盤です。輸入盤へのリンク先では、ちょっとですが試聴♪もできますよ。


By NOV at 19:44 | Comments [2] | Trackbacks [11]

2005年06月02日

映画『ミリオンダラー・ベイビー』

『ミリオンダラー・ベイビー』公式サイト
『ミリオンダラー・ベイビー』を上映している映画館は?
ミリオンダラー・ベイビー@映画生活
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今年のアカデミー賞で作品賞を含め4部門を受賞した『ミリオンダラー・ベイビー』。トレーナーと女性ボクサーの愛を描いた物語だ。今作で2度目のアカデミー賞受賞となったヒラリー・スワンクが演じるひたむきなボクサー姿が美しい。

フランキー(クリント・イーストウッド)は長年ボクシングジムを運営していた。唯一の期待の選手、ビッグ・ウィリー(マイク・コルター)がタイトルマッチ挑戦寸前にフランキーのジムから去ってしまった。ある日、マギー(ヒラリー・スワンク)という見知らぬ女がフランキーのボクシングジムに現れた。マギーは、フランキーに「私のトレーナーになって」と頼む。女性ボクサーを育てる気のないフランキーはマギーの要求を拒む。

30歳を過ぎたマギーはフランキーにトレーナーを拒まれるが、やがてトレーニングの希望をかなえる。そして、ひたむきにトレーニングを積む。なぜそこまでボクシングに打ち込むのかはわからない。別に理由はわからなくてもいい。ボクシングに没頭するマギーのその姿は輝かしい。

ジムの住み込み雑用係スクラップ(モーガン・フリーマン)はフランキーと23年間の付き合いになる。スクラップはマギーと出会ったころからフランキーの意に反して彼女をジムに受け入れる。

初老のトレーナーのフランキーは、女をジムに受け入れるつもりはなかった。ただならぬマギーのボクシングに対する姿勢に心打たれ、いつしか彼女のトレーナーを引き受ける。フランキーはボクシングこそ彼女のすべてと思ったのだ。

娘との縁が途絶えてしまったフランキーと家族の愛に恵まれなかったマギーはボクシングを通じて心を通わせていく。そして、イギリスでの試合の時、フランキーはモ・クシュラの名の刺繍が施されたガウンをマギーに贈る。二人の愛は確実なものとなっていた。そして、青い熊の異名を持つ反則を常套手段とするドイツ人ボクサーと戦うこととなる。

この物語は間違いなく実直なな愛の物語だ。クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン、ヒラリー・スワンクの三人の演技で作られる世界は私たちを圧倒するだろう。特にモーガン・フリーマンの演技は魅力的である。彼の存在はストーリーの理解を助け味わいのあるものにしている。また、ヒラリー・スワンクの三カ月にも及ぶトレーニングの末行われた吹き替え無しのボクシングシーンは素晴らしい。

『ミリオンダラー・ベイビー』を観るにあたりアイリッシュの情報を事前に入手していたので、映画を理解するのに役立った。

  • フランキーとマギーはアイリッシュ・アメリカン(アイルランド系アメリカ人)。
  • マギーのラストネーム、「フィッジェラルド」は、典型的なアイリッシュ・ネーム。
  • グリーン(緑)は、アイリッシュのナショナルカラー。
  • 「ハープ」は、アイルランドの象徴。
  • アメリカのボクシングの歴史で、アイリッシュのチャンピオンが一時代を築 いた時期がある。
  • アイリッシュには熱心なカトリック教徒が多い。

シカゴ発 映画の精神医学:ミリオンダラー・ベイビーより引用させていただきました。)

未見の人へのメッセージとして、単純にボクシングを描いた映画ではないということには留意しておいていただきたい。『ロッキー』のような映画を想像しているととんでもないので。


ここからネタバレです。ご注意を。

『ミリオンダラー・ベイビー』のストーリーは、後半、転回する。憎憎しい青い熊女と対戦中、パンチを浴びたマギーは倒れ、スツールの座面で頚部を損傷してしまう。

第一頚椎から第四頚椎のどこかを損傷したのだろう。(映画では第一頚椎と第二頚椎と言っていたような気がする。)そして頚髄の損傷により、マギーは横隔膜や肋間筋を動かせなくなった。自発呼吸はできず人工呼吸器に頼らないと生きて生けない状態となってしまう。当然、全身は顔以外動かせない状態だ。

それからは私の頭に『海を飛ぶ夢』が頭をよぎってしまった。尊厳死、安楽死の問題になっていくのである。ところで、なぜだかわからないが、気管切開したマギーは声を出すことができた。普通はできないはずなのだが、そのようなことができる特殊な人工呼吸器なのだろうか。

褥瘡ケアがいい加減なのか足をも切断してしまうハメになったマギーは日に日に弱っていった。そして、輝かしい日々は遠くなり、死を望むようになっていった。元々、フランキーはそんなマギーを励ましていた。しかし、二度も舌を噛み切り自殺を企図したマギーに対してフランキーは安楽死を行うことを決定した。

フランキーは夜中マギーの病室に忍び込み、人工呼吸器の管を取り外し、マギーの体内にアドレナリンを大量に投与した。すぐにマギーの心臓は停止した。カトリック信者のフランキーのこの行為は予想外の行為だった。

マギーの苦しかったかもしれない安楽死をフランキーは行った後、二度とジムには戻らなかった。最後の場面、マギーと訪れた店でフランキーはおいしそうにレモンメレンゲパイを食べている。その後のフランキーはどこへ向かったのだろう。
栄光と転落を一気に我々に見せ、人生について深く考えさせる映画だ。マギーはマギーの人生をしっかり歩んだと私は思うしかなかった。(2005年6月1日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

原題:Million Dollar Baby
監督:クリント・イーストウッド
原作:F・X・トゥール
脚本:ポール・ハギス
音楽:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:133分


『ミリオンダラー・ベイビー』のDVD、サウンドトラックや原作本の紹介

ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション
クリント・イーストウッド F・X・トゥール ヒラリー・スワンク
3枚組み初回受注生産限定商品。ディスク1は本編DVD、ディスク2は約80分の特典映像(うち20 分は、日本版本商品のみの、日本で収録された特典映像-イーストウッドインタビュー、記者会見、 ジャパンプレミア等-を収録)、ディスク3はサントラCD。※限定品に付き数に限りがあります。サントラも付いてお買い得。 ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション

ミリオンダラー・ベイビー DVD
クリント・イーストウッド F・X・トゥール ヒラリー・スワンク
ミリオンダラー・ベイビー


『ミリオンダラー・ベイビー』のサウンドトラックは国内盤と輸入盤があります。

オリジナル・サウンドトラック「ミリオンダラー・ベイビー」
クリント・イーストウッド サントラ
オリジナル・サウンドトラック「ミリオンダラー・ベイビー」
国内盤のサウンドトラックです。

Million Dollar Baby [Original Motion Picture Soundtrack]
Clint Eastwood Kyle / Stevens, Michael Eastwood Lennie Niehaus Hollywood Studio Symphony
Million Dollar Baby [Original Motion Picture Soundtrack]
こちらは輸入盤のサウンドトラックです。リンク先で少し試聴もできます。


ミリオンダラー・ベイビー 文庫本
F.X.トゥール
ミリオンダラー・ベイビー


By NOV at 12:47 | Comments [5] | Trackbacks [21]

2005年05月28日

映画『ザ・インタープリター』

『ザ・インタープリター』公式サイト
『ザ・インタープリター』を上映している映画館は?
ザ・インタープリター@映画生活
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The Interpreter 『ザ・インタープリター』はニコール・キッドマン扮する国連職員の通訳者(インタープリター)が偶然耳にした暗殺計画がきっかけで起こる事件を描いた社会派サスペンス映画です。ニューヨークの国際連合本部が初めて映画撮影に協力。大統領暗殺の陰謀をたくらむのは一体誰なのかわからないスリリングな展開をみせながら、国際連合の存在意義やアフリカの政治的混迷について考えさせられる作品です。

ニューヨークの国際連合本部では多くの通訳者が職員として働いている。シルヴィア(ニコール・キッドマン)もその中の一人だ。ある日、シルヴィアが忘れ物を取りに職場の一室に戻る。ヘッドホンから流れる音声に気付いたシルヴィアはその音声を聞く。ところが驚くことにその話し声はアフリカのマトボ共和国(架空の国)のズワーニ大統領(アール・キャメロン)の暗殺計画の会話だった。

『ザ・インタープリター』という題名はこの映画の主役シルヴィアの職業が通訳ということからきています。ニコール・キッドマンが国連で働く通訳者のシルヴィアを演じています。私がニコール・キッドマンの出演映画を見るのは『ドッグ・ヴィル』以来です。相変わらずキレイなのですが、今回のニコール・キッドマンはメガネを掛けた才女的香りを漂わせています。

暗殺計画を耳にしたというシルヴィアをシークレット・サービスのケリー(ショーン・ペン)はそのことを疑い、また、何かを隠しているとにらみます。妻を事故で失った悲しみを背負ったケリーはシルヴィアを探ると同時に暗殺計画の捜査も行います。

シルヴィアとケリーの関係は当初、刑事と被疑者のような関係でしたのでお互いの心の間には大きな川が流れているようなものでしたが、次第に全容が明らかになるにしたがって変わっていく二人の心の距離も変化していきます。その変化に着目するのもこの作品の楽しみの一つかもしれません。

登場人物の顔の識別が不完全だった私はストーリーの理解で苦労しました。鑑賞した後、「多分あいつがあれで、あれをして……」と頭の中で整理しました。とりわけ黒人の識別に苦労したという話も聞きます。また、黒人の出演者以外にもしっかり認識しておくべき人物がいるので顔と職業をしっかり覚えてみるようにするといいと思います。謎解き的な部分ではそれほど複雑なわけではないので人物認識に苦労しなければ大丈夫だと思います。

多くの日本人にとって国連やアフリカ情勢(架空の国ではあるのですがモデルがあるのだと思います。)といった事柄は実感に乏しいものですが、この映画は国際連合やアフリカについて以前よりも関心を持たせてくれる教育的意義のある作品でもあります。(2005年5月24日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

原題:The Interpreter
監督:シドニー・ポラック
脚本:チャールズ・ランドルフ、スコット・フランク、スティーヴン・ザイリアン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ニコール・キッドマン、ショーン・ペン、キャサリン・キーナー
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:118分


映画『ザ・インタープリター』のDVD、サウンドトラックや本など、関連商品の紹介

ザ・インタープリター DVD
ザ・インタープリター

ザ・インタープリター 文庫本
デイヴィッド・ジェイコブズ
ザ・インタープリター


サウンドトラック『ザ・インタープリター』 国内盤
オリジナル・サウンドトラック『ザ・インタープリター』

The Interpreter [Original Motion Picture Soundtrack]
James Newton Howard Pete Anthony Hollywood Studio Symphony Kirsten Braten-Berg
The Interpreter [Original Motion Picture Soundtrack]
こちらは『ザ・インタープリター』のサウンドトラックの輸入盤です。

By NOV at 22:38 | Comments [2] | Trackbacks [7]

2005年05月24日

映画『クローサー』

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Closer『クローサー』は単純に言うと4人の男女の恋愛模様が描かれた映画。そして、そこにあるのは本能的でエゴイスティックでむき出しな男女の恋愛感情。この作品『クローサー』に出演のナタリー・ポートマンとクライヴ・オーウェンはそれぞれゴールデン・グローブで助演女優賞と助演男優賞を受賞している。また、ナタリー・ポートマンのストリッパー役が注目を浴びている。

アリス(ナタリー・ポートマン)は路上で自動車と衝突し、目撃者のダン(ジュード・ロウ)はアリスを病院へ連れて行く。二人はお互いに惹かれ一緒に生活をする。新作本を書き上げたダンはフォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)と出会いアリスがいるにもかかわらず恋愛感情を抱く。

幸せな恋愛中の人はこの映画を避けたほうがいいかもしれない。しかし、お互い疑心暗鬼になっているカップルはもっと避けたほうがいいかもしれない。恋愛は騙し愛や試し愛(←造語です)だという信念、あるいは経験がある人はビタースゥイートなこの映画を十分に楽しめるかもしれない。「いやあ、そういう恋愛はキライだね」という御仁には肌に合わない可能性がある。

性的な描写に関してプライベートでしか言わないだろうと思われるきわどいセリフが多いのが目立つ。そこでは男も女もストレートな言葉をお互いにぶつけている。

「どこであいつと寝たんだ?」
「あのソファーよ」

その一方で、恋愛映画、とりわけ大人向けの恋愛映画にはよく出てくるであろうベッドシーンはほとんどない。そのため登場人物たちの恋愛がどうだったか観客もわからない。ダン、アリス、アンナやラリー(クライヴ・オーウェン)の言っていることは本当なのかどうかわからないので観客までもがあたかもその恋愛の当事者的立場から映画を観ることとなる。
また、時間の流れが急に飛ぶので、そのためストーリーの展開がわからなくなってしまう可能性はある。

この映画『クローサー』にジュード・ロウは出演している。『アビエイター』では見逃しそうになるほど僅かな出演のジュード・ロウ。『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』では声しか登場していなかったジュード・ロウ。ジュード・ロウのファンのみなさん、ようやくたんまりジュード・ロウが見れますよ。

個人的にはどうしてもナタリー・ポートマンに注目してしまった。あの美貌を持つナタリー・ポートマンがストリッパー姿というだけで『クローサー』の観客は増えているに違いない。そのナタリー・ポートマンのストリッパー姿ですが、個人的にはもっとヌードな姿が見られると思ったのに、監督の意向でそのシーンは少々押さえられたものになっている。クライヴ・オーウェンだけがとても喜ぶような演出になっていてなんだかもどかしく思えた。改めて思うけどナタリー・ポートマン、大きくなったねえ……。『レオン』のころが懐かしい。
ところで、ダンとラリーのワイセツなネット・チャットにやたら長々と時間をかけてやっていたけれど、本当に医師(ラリー)がオンラインでドクターとわかるハンドルネームを使うのかどうか疑問。(2005年5月21日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

原題:Closer
監督:マイク・ニコルズ
脚本:パトリック・マーバー
音楽:モリッシー
出演:ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:103分


closer / クローサー DVD
ジュリア・ロバーツ マイク・ニコルズ ジュード・ロウ
closer / クローサー DVD

By NOV at 20:19 | Comments [6] | Trackbacks [24]

2005年05月10日

映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』

『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』公式サイト
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』を上映している映画館は?
『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
エミリー・ブラウニング&リアム・エイケン独占インタビュー

エミリー・ブラウニングのプロフィール

映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』は、アメリカを中心に、世界中でハリー・ポッターシリーズとならぶ人気を誇る児童向け小説『世にも不幸なできごと』を原作にして作られた作品です。
レモニー・スニケット(声はジュード・ロウ)が時々物語を語りながら映画は進んでいきます。ボードレール家の三姉弟妹を襲ういろいろな不幸なできごとに目が離せません。三姉弟妹の勇気ある姿が素晴らしい。また、セットや衣装などの美術的な面にも注目。

ボードレール家の三姉弟妹、ヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)、クラウス(リアム・エイケン)、サニー(カラ&シェルビー・ホフマン)は幸せに暮らしていた。ある日、砂浜で三人が遊んでいると、男が近づいてきた。男は、家が火事になり両親は焼け死んだと三人に告げる。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

この物語には三人のきょうだいが登場します。一番上のお姉さんのヴァイオレットは発明の天才、ぼてっとしたくちびるがかわいい。弟のクラウスは本の虫、読んだ本はすべて記憶しているスーパークレバーな少年。そして、幼い妹のサニーは噛むことが好きなヘンテコなベイビーです。そんな彼らが得意技を駆使して不幸に立ち向かっていく姿に共感を覚えます。

児童向け文学が原作のようですが、大人が観ても十分鑑賞に堪えるクオリティを誇っています。セットや衣装などいろいろ趣向が凝らされているので見ているだけでも本当に楽しい。ヴァイオレットの衣装なんかとてもカワイイと感じました。

火事の後、ボードレール家の財産を狙うオラフ伯爵が三姉弟妹を引き取ろうとします。それから、三姉弟妹に襲いかかる不幸な展開にハラハラドキドキさせられ、困難を切り抜ける三姉弟妹の叡智に感心してしまいます。

ジム・キャリー演じるオラフ伯爵の変身振りもそつなく決まっています。基本的にはクラシックな風景が描かれているのに、ところどころ近代的なモノが見られて面白いです。もし予告編や感想などを見ていて気になるようなら劇場へ足を運ぶことをオススメします。微妙?絶妙?一見の価値はアリかな。観る時は童心に帰ってくださいね。(2005年5月6日ワーナー・マイカル・シネマズ広島で鑑賞)

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語@映画生活
にもレビュー・批評・感想があります。
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ところでレモニー・スニケットって誰?

ちょっと気になったのでレモニ・スニケットがどんな人物か調べてみました。
映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』の原作者のレモニー・スニケットさんのこの名前は児童書「世にも不幸なできごと」シリーズ限定の筆名のようです。以下、wikipediaより引用です。

ダニエル・ハンドラーDaniel Handler 別名レモニー・スニケット Lemony Snicket 1970年2月28日 -)はカリフォルニア州サンフランシスコ生まれの小説家、脚本家、アコーディオン演奏家。

ハンドラーの小説The Basic FightとWatch Your Mouthはゴシック風のコメディであり、やや大人向けの内容である。ハンドラーの脚本には2003年の映画Rick(原作はヴェルディのオペラ『リゴレット』)、Kill the Poor(原作はジョエル・ローズの小説)がある。アコーディオン演奏家としては、マグネティック・フィールズのアルバム69 Love Songsでの演奏が最も有名である。

ハンドラーはレモニー・スニケットの筆名で『世にも不幸なできごと』シリーズを執筆している。またLemony Snicket: The Unauthorized Autobiographyという作品も執筆した。
引用先ヘのリンク

ダニエル・ハンドラーさんがレモニー・スニケットということのようですね。ダニエル・ハンドラーさんは小説家、脚本家、そしてアコーディオン演奏家ということです。

エミリー・ブラウニングのプロフィールに関する記事がWikipedia英語版に掲載されていたので翻訳させていただきました。
Wikipediaの原文はGNU Free Documentation Licenseのもとで公開されてます。したがって、この訳文も同様のライセンスが当てはめられます。(詳細はリンク先参照。)この訳文に関しては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにおけるby-sa(著作権者表示―二次的著作物の同一条件許諾)を適用させていただきたいと思います。

以下、Emily Browning - Wikipedia, the free encyclopedia よりの翻訳です。

エミリー・ブラウニング( Emily Browning )

ヴァイオレットとサニー
映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』
でヴァイオレットを演じるエミリー・ブラウニング

エミリー・ブラウニング(1988年12月7日生まれ)は子役女優である。エミリー・ブラウニングはオーストラリアのヴィクトリア州、メルボルン生まれである。

エミリー・ブラウニングの女優人生は学校演劇でエミリーの友人の父親がエミリーに注目した時から始まった。彼はエミリー・ブラウニングにプロの演技に挑んでエージェントを見つけることを薦めた。その後間もなく、エミリー・ブラウニングはホールマークテレビ映画 "The Echo of Thunder" (ジュディ・デイヴィスも共演)の出演をオーディションで勝ち取った。その後もオーストラリア製作作品に出演し、その中に "The Man Who Sued God"があり、 ビリー・コノリーが演じる登場人物の娘役をエミリー・ブラウニングが演じている。(エミリー・ブラウニングはレモニー・スニケットで再びビリー・コノリーと共演している。)

テレビドラマ"Blue Heelers"では問題を抱えて、テス・ギャラガーに連行される10代少女ヘイリー・フルトンの役をエミリー・ブラウニングは何度か演じたころ、初の大役がエミリーにやってきた。エミリー・ブラウニングは定期的に2000年から2002年まで登場した。そのころのエミリー・ブラウニングは本当の家族のところへ帰らざるを得ない時期だった。エミリー・ブラウニングはその後ホラー映画 "Darknes Falls" に出演、そして2003年のドラマ映画 "Ned Kelly" にオーランド・ブルームやヒース・レジャーと一緒に登場している。

エミリー・ブラウニング登場の最新作は『レモニースニケットの世にも不幸せな物語』で、作品中エミリー・ブラウニングは発明の才能に長け賢明な一番年上の姉ヴァイオレット・ボードレールを演じている。エミリー・ブラウニングはジム・キャリーやメリル・ストリーブと共演している。

伝えられるところによると、エミリー・ブラウニングは映画の撮影は休んでオーストラリアに戻り学校へ通っているようである。エミリー・ブラウニングは現在学校の友達のリアム・シャムブルックさんと付き合っているようだ。レモニー・スニケットで共演したリアム・エイケンと間違えて混乱しないように。
  

エミリー・ブラウニングのフィルモグラフィー

翻訳はここまでです。誤訳がありましたらご指摘ください。

原題:Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events
監督:ブラッド・シルバーリング
原作:レモニー・スニケット
脚本:ロバート・ゴードン
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ジム・キャリー、メリル・ストリープ、エミリー・ブラウニング、リアム・エイケン、カラ・ホフマン
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:109分
  

映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』の原作本やサウンドトラックを紹介します

世にも不幸なできごと (1)(2)(3) 3巻 箱入りセット
レモニー・スニケット 宇佐川 晶子
世にも不幸なできごと (1)(2)(3) 3巻 箱入りセット
こちらは映画『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』の原作の本ですね。「世にも不幸なできごと」の3巻箱入りセットです。それぞれのタイトルは『最悪のはじまり』、『爬虫類の部屋にきた』、『大きな窓に気をつけろ』です。なんとこのシリーズは世界で3000万部以上を売り上げだとか。
1巻ずつの購入もこちら→レモニー・スニケットの世にも不幸なできごとシリーズからできます。
洋書のレモニースニケットの世にも不幸なできごと
もあります。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 サウンドトラック
サントラ
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語のオリジナルサウンドトラックです。
Lemony Snicket's A Series of Unfortunate Events (Original Motion Picture Soundtrack)は輸入盤のサウンドトラックです。リンク先で試聴もできます。

By NOV at 08:43 | Comments [10] | Trackbacks [22]

2005年05月01日

映画『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』

『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』公式サイト
『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』を上映している映画館は

『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』 かくれんぼを最後にしたのはいつだろう。小学校に行っていたころにかくれんぼをした記憶はあるのに、最後のかくれんぼの記憶ってないなあ。そんな昔の記憶を思い起こさせる題名の作品『ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ』(以下『ハイド・アンド・シーク』)を観ました。

『アイ・アム・サム』で一躍有名となった名子役のダコタ・ファニングと名俳優ロバート・デ・ニーロが出演。また、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』のマーティーの恋人役として出演していたエリザベス・シューも登場します。

デビッドとエミリー親子の妻であり母であるアリソンが浴室で自ら命を絶ってしまった。その事件がきっかけでまだ9歳のエミリーは心に深い傷を負う。心理学者であるエミリーの父デビッドは娘の心の静養のためにニューヨークの静かな郊外へ移り住む。快適な環境と思われたが、エミリーの心はどんどん閉ざされていく。そして、チャーリーと呼ばれる目に見えない友達とエミリーは遊ぶようになる。

それほど観るつもりはなかったこの作品『ハイド・アンド・シーク』。『海を飛ぶ夢』を観る前に2時間ほど開いていてちょうど時間的に都合がよかったので観ることとなったのです。

昨年『マイ・ボディガード』にも出演していたダコタ・ファニングが出演しています。この作品にも出演し、次回は『宇宙戦争』にも出演しているわけですごく忙しいだろうなあ、この子って思います。そして、演技も見事です。完璧すぎて少し面白くない気もします。もう少し、演技に子どもっぽさがあってもいいのにと思うほどです。ロバート・デ・ニーロがお父さん役ですが、ちょっと年齢的に高齢なパパですね。年も体形も変わりましたね。ゴッド・ファーザーⅡのデ・ニーロとは違いすぎです。

心に傷を持った子どもが架空の人物に自分の気持ちを語らせるということは心理学的によくあるということですが、この映画『ハイド・アンド・シーク』では、心的外傷を持つエミリーがチャーリーという架空の人物にエミリーの心を語らせていることになります。実際、エミリーの気持ちをチャーリーが代弁しているのか思わせるシーンが何度も見られます。

このチャーリーエミリーの想像上の産物と思っていたら、チャーリーは事件を引き起こします。ネコのセバスチャンが殺されてしまうのです。空想のチャーリーが本当にいるのだと思わせられ、ぞっとします。それから、悲劇がまた起きていくのです。本格的な恐怖ものの映画が好きな人には物足りないかもしれませんが、ちょっとした怖そうな映画を観たい人にほどよい映画だと思います。

これから先、ネタバレを含みます。ご注意を。

私の考えですが、実は母殺しの犯人をエミリーはある程度感づいていたと思います。そう考えるとエミリーの行動がいろいろつじつまがあっています。引越しした家でのゲストに冷たいエミリー。人のお人形をバラバラにするエミリー。それはゲストを危険から遠ざけるためのものだったと思うのです。父デビッドがチャーリーであり、母アリソンを殺していたわけですから。

物事を深く考えない私は騙されました。犯人がパパだったとは。私は本気でとなりのオヤジか夜中にカギを持ってきたヤツが怪しいと思っていました。そして、パパは施設職員のキャサリン(ファムケ・ヤンセン)に殺されるわけですが、救出後のエミリーが描いていた絵が不気味ですね。エミリーも二重人格な人物として成長していく予感を感じさせます。(2005年4月23日TOHOシネマズ緑井で鑑賞)

原題:Hide and Seek
監督:ジョン・ポルソン
脚本:アリ・シュロスバーグ
音楽ジョン・オットマン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング、ファムケ・ヤンセン、エリザベス・シュー、エイミー・アーヴィング
製作年度:2005年
製作国:アメリカ
上映時間:102分

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By NOV at 15:19 | Comments [0] | Trackbacks [10]

2005年04月27日

映画『ホワイト・ライズ』

『ホワイト・ライズ』公式サイト
『ホワイト・ライズ』を上映している映画館は?

ホワイト・ライズ 『ホワイト・ライズ』は白銀の冬景色のシカゴを舞台に繰り広げられるミステリアスなラブストーリー。『パール・ハーバー』のジョシュ・ハートネット、『トロイ』出演のダイアン・クルーガーやローズ・バーンが出演しています。また、この映画『ホワイト・ライズ』はフランス映画『アパートメント』をオリジナルにリメイクされた作品です。

ニューヨークで成功を収めたビジネスマンのマシュー(ジョシュ.ハートネット)は、ニューヨークから故郷のシカゴに戻っていた。マシューは結婚を控えた婚約者のレベッカ(ジェシカ・パレ)と共に、レストランで食事をしていた。そんな時、マシューは電話ボックスの前で2年前突然姿を消してしまった昔の恋人の姿を目撃する。かつての恋人リサ(ダイアン.クルーガー)の後ろ姿がそこにはあった。レストランの電話ボックスに残されたホテルのキーを手がかりにマシューはかつての恋人を追い求めるのだが……。

映画はミステリアスでスリリングな展開をみせてきます。元恋人のリサを追い求めるマシューは必死でリサを探すもののリサは現れず、リサと名乗る元恋人とは別の女(ローズ・バーン)が登場。その女はマシューを自分の物にしようとします。元恋人と同名のリサやマシューの友人ルーク(マシュー・リラード)を交えながらのかつての恋人をめぐる物語は予測不能な面白さにあふれています。さてマシューはリサに逢えるのでしょうかといった展開です。それから、映画にはいろいろな嘘が出てきますが、はじめは何が本当で何が嘘かわからなくて混乱しそうでした。

元恋人と同名のミステリアスなリサ、マシューのエキセントリックで憎めない友人ルーク、そして美しい元恋人リサとその恋人を追い求めるマシューの四人それぞれの恋の行方に胸を締め付けらそうな思いがします。また、オリジナルの『アパートメント』も観て比べてみたいと思いました。ロマンチックなだけでなくミステリアスでスリリングでどろどろとした恋愛映画を観てみたい人にはオススメかなと思います。

余談ですが、映画『ホワイト・ライズ』のもともとの題名は『Wicker Park(ウィッカー・パーク)』。シカゴの地名が原題のようですが、日本向けには名前がホワイト・ライズと変更されています。ホワイト・ライズはおそらくwhite liesということで罪の無い嘘とかたわいのない嘘といった意味ですね。でもこの映画『ホワイト・ライズ』に出てくる嘘をたわいの無いものと呼ぶにはちょっとひどいですね。ホワイトと雪景色からいいイメージにつながるので付けられた題名のような気がします。

ちょっとここからネタバレです。
最後はそれぞれに喜びあるいは悲しみとなる結末となりましたが、マシューの婚約者はかわいそうですね。中国出張もすっぽかし婚約者の兄の顔もつぶしたのできっとマシューはあの後クビになるか干されるような気がします。この映画のオリジナルが出来たころは携帯電話全盛の時代ではなかったので『ホワイト・ライズ』があり得たのでしょう。今のインフラ状況を背景にするとこの映画は成立しにくいでしょうね。(2005年4月22日サロンシネマで鑑賞)

ホワイト・ライズ@映画生活にもレビュー・批評・感想があります。
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原題:Wicker Park
監督:ポール・マクギガン
脚本:ブランドン・ボイス
音楽:クリフ・マルティネス
出演:ジョシュ・ハートネット、ローズ・バーン、マシュー・リラード、ダイアン・クルーガー
製作年度:2004年
製作国:アメリカ
上映時間:116分

映画『ホワイト・ライズ』のサウンドトラックやDVD、書籍のご案内

ホワイト・ライズ DVD
ジョシュ・ハートネット ローズ・バーン マシュー・リラード
ホワイト・ライズ  DVD

ホワイト・ライズ ノベライズ
ブランドン・ボイス
ホワイト・ライズ

Wicker Park [Original Soundtrack]
Original Soundtrack
Wicker Park [Original Soundtrack]

ホワイト・ライズ サウンドトラック
サントラ
ホワイト・ライズ  サウンドトラック

By NOV at 11:16 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2005年02月06日

映画『オペラ座の怪人』

原題:The Phantom of the Opera
監督:ジョエル・シューマカー
脚本:ジョエル・シューマカー、アンドリュー・ロイド=ウェバー
音楽:アンドリュー・ロイド=ウェバー
出演:ジェラード・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン、ミランダ・リチャードソン、ミニー・ドライヴァー
製作:2004年、アメリカ/イギリス
上映時間:140分
『オペラ座の怪人』公式サイト
『オペラ座の怪人』を上映している映画館は?
『オペラ座の怪人』監督&プロデューサー独占インタビュー

ストーリー
19世紀後半、パリのオペラ座では、オペラ座に潜む噂の怪人ファントムによる怪事件が起きていた。クリスティーヌは「音楽の天使」によるレッスンを受け、遂には彼女がオペラ座のプリマとなる日が来る。幼なじみのラウルはクリスティーヌに惹かれ愛を告白するが……。

レビュー
アンドリュー・ロイド=ウェバー版のミュージカル「オペラ座の怪人」を基にして製作されている。初上演が1986年のそのミュージカルがついに映画化された。私は本場のではなく劇団四季の日本語ミュージカルなら一度だけ観たことがあるので、映画版はどのようなものになるのだろうと興味を持っていた。

役者がスクリーンに大きく映るところが映画でのいいところだなと感じた。舞台だと双眼鏡やオペラグラスなどが必要であるが、映画ではその必要が無いのがいいところ。また、舞台は一万円ほどかかるが、映画は正規料金で1800円なので舞台の五分の一以下の値段で観てもらうことができる。アンドリュー・ロイド=ウェバー自身は多くの人にこの作品を観てもらい、この作品を永久に残したいと語っている。

ストーリーはヒロインのクリスティーヌを巡るファントムとラウルによる争奪戦がメインである。このクリスティーヌにファントムとラウルは翻弄される。陶酔しそうな甘美な歌曲と華麗な衣装やセットが観客を別世界へといざなう。そしてファントムとラウルの恋のさや当ての結末はやはり切ない。

この映画に満足したという人で、まだ舞台版の『オペラ座の怪人』を観ていないという人はには、ぜひ舞台もお薦めしたい。映画もなかなか素晴らしいけど、舞台(劇団四季だが)も素晴らしかった。ただ残念なのは音量が映画館では少なかったことだ。(2005年2月1日ワーナーマイカルシネマズ広島で鑑賞)

追記(注意:ネタバレ含みます。)
やはりクリスティーヌは優柔不断で、特にファントムとの別れのシーンはひどかった。わざわざファントムのところへクリスティーヌは戻ってきて、ファントムに付いて行くのかと思ったら、指輪をファントムに返していた。そんな思わせぶりなところがさすがクリスティーヌだなと改めて思う。

最後のシーンは舞台版にはなく、映画版だけのものだが、なんとクリスティーヌの墓がある。驚いた。そんなものが出てくるとは。さらに驚いたことに、墓の横にはぽつんと一輪のバラが置いてある。しかも、クリスティーヌがファントムと別れたときのあの指輪が茎に通されている。恐るべしファントム。

2万個のクリスタルガラスを使用したというシャンデリアの落下シーンはあれはあれでよかったけど、映画なのだからもっと派手にやって欲しかったと思う。ファントムがなぜオペラ座にいるかという理由が映画ではしっかりと描かれている。残念ながらそのせいでファントムの怪しさが少し減少したような気がする。

こちらにも映画『オペラ座の怪人』のレビュー・批評・感想があります。
「あ」嬢の別宅。ただいま準備中。
四季の隠れ家
ネタバレ映画館
オペラ座の怪人@映画生活

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サウンドトラックは3種類あります。
The Phantom of the Opera (Original Motion Picture Soundtrack) (Special Edition)
Simon Lee Alison Skilbeck Chris Overton Ciaran Hinds
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こちらは映画『オペラ座の怪人』のオリジナルサウンドトラックですが、輸入盤になります。

「オペラ座の怪人」 オリジナル・サウンドトラック
サントラ エミー・ロッサム パトリック・ウィルソン ジェラルド・バトラー

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売り切れで手に入らないかもしれませんが、紹介しておきます。マーケットプレイスでかなり高額になっていることも・・・・・・。

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オペラ座の怪人パーフェクトガイド
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By NOV at 23:49 | Trackbacks [0]